まず読み始めると、”関西弁”の心地よい調子にのせられて、読み進んでしまう。そのうちに音読がしたくなる。
『かなんなぁ、オカン、べろんべろんとちゃうか。』(「オカンの嫁入り」より)ってな調子。
音読すると、根っからの関西人じゃないから、アクセントやイントネーションがわかんないところが出てくる。文字を追うのと、声に出して読むのでは大違いで、この小説を味わうには音読した方がしっくりいく。つまり、この小説は”口語”文学なんだね。
母の再婚を見守る娘の気持ちを描かれた話で、ラブストーリーといっても男女の愛ではなく、母娘の愛がテーマ。そしてハッピーエンドではない結末に、最後の数ページ、みんなでお花見に行くシーンは涙が出て止まりませんでした。
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