2009年03月14日

「オカンの嫁入り」咲野月音

 宮崎あおいさんが薦めていたので読んでみた。第3回日本ラブストーリー大賞で”ニフティ/ココログ賞を受賞した作品。この間紹介した「カフーを待ちわびて」は第一回の大賞受賞作品。

 まず読み始めると、”関西弁”の心地よい調子にのせられて、読み進んでしまう。そのうちに音読がしたくなる。
『かなんなぁ、オカン、べろんべろんとちゃうか。』(「オカンの嫁入り」より)ってな調子。

 音読すると、根っからの関西人じゃないから、アクセントやイントネーションがわかんないところが出てくる。文字を追うのと、声に出して読むのでは大違いで、この小説を味わうには音読した方がしっくりいく。つまり、この小説は”口語”文学なんだね。


 母の再婚を見守る娘の気持ちを描かれた話で、ラブストーリーといっても男女の愛ではなく、母娘の愛がテーマ。そしてハッピーエンドではない結末に、最後の数ページ、みんなでお花見に行くシーンは涙が出て止まりませんでした。


posted by Takeaki at 23:31| Comment(14) | TrackBack(0) | 書評(感想) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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